ものわすれブログ

新しい試み(10)ふたたび勉強!

06/20/2019

 今年はこれまでにも書いてきたように、久しぶりに日本認知症ケア学会に一般演題を出し、依頼講演やシンポジウムを含めて、妻の介護前と同じぐらい多くの学会に参加しています。5月のケア学会のシンポジウムと演題発表に続いて6月は仙台の老年学会合同シンポジウムにも出させていただきました。昨日は新潟の精神神経学会、土曜日は大阪府内科医会の講演です。その次の日は東京で日本顎咬合学会で講演してきます。

 

 かつて大阪人間科学大学の教員と開業医を兼ねていたころに、「年間で学会発表は3回以上、論文は毎年ひとつ」と自分にノルマを課していた時期がありました。もうそれほどのエネルギーはありませんが、それでも妻の介護を始めて5年、久しぶりに学会という「研究者の場」に参加して発表できることは、ボクにとって「楽しい~」と思える大切な「趣味」です。

 

 昔から関心があることに対して勉強するのはとても楽しいことでした。本を読み、自分の中に知識を入れる楽しさと言いますか、教科書に没頭できる楽しさを学生時代には感じていました。

 え?「それならなぜもっと優れた学歴や教員としての業績が残っていないのか」って思うでしょ。その通りなんです。関心があること以外は全く手を出さないから、学業成績もあまり、数学が苦手で文科系の医者になってしまいました。研究者の立場になっても、変に「現場」のデータにこだわり続けて「2000例集めて学位にする!」なんて言っていたために、博士号もとっていません。70歳ぐらいになると10000例をまとめてみようかな、と思っていますが。

 

 そんなことはともかく、昨日の日本精神神経学会で「認知症診療医」という新しい認定が7月からできることを知りました。そのために学会の「e-ラーニング」でパソコン画面を通して学び、テキストを何度も読み返すと、昔の自分の気持ちが戻ってきました。何度も精神科の教科書を読み返して、ラインマーカーで印をつけ(古い!けど)、自分が知っているはずの認知症についての知見でも、新しく編集されたテキストを読むと、改めて新鮮な気持ちになれるのが嬉しくて仕方ありません。

 もう一つ、かつての学びとは異なることがあります。それはテキストを書いておられる先生方をボクはよく存じていて、教科書を読みながら執筆者の先生方のお顔が浮かぶことです。これはマジ、楽しいですね。

 

 あ、こんなことばかり書いていると「新しい試みとして学ぶことばかり書いていて、日々の診察は大丈夫か」と思ってくれる方がおられることでしょう。は、はい、その通り、診療所の経営から考えると、これはやり過ぎるといけません。待ってくださる患者さんにも迷惑をおかけします。でもね、日々の診療に今回、「また一度、はじめに戻って認知症の勉強をし直そう」と思えることは、必ずボクの診療の力になって戻ってくると思うのですョ。

 

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