2017年4月から朝日新聞デジタル版・アピタルで

「認知症と生きるには」というコラムを執筆中です。

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コロナ禍 ケア職へ、ふたたび

ふたたびケア職のみなさんに。 今年はじめ、1月23日に武漢の都市閉鎖が始まりました。ボクらはそれから半年、恐怖と不安を生き抜き、日々を送ってきました。 無理をしていませんか。頑張り過ぎて体が悲鳴をあげ、こころが擦り切れてはいませんか。また首都圏や関西で感染者数が増えてきたこの時期に、対応を迫られているすべての人に、メッセージがあります。 ボクは少し疲れました。 日々の診療に細心の注意を払い、高齢の先生から「認知症で独居の患者さんが咳をしているが、自分が診るのは怖い」とのメッセージを受け止め、最前線で闘う医師とは比べ物にならない程度ではありますが、自分なりに奮闘してきた半年でした。 われわれはとても我慢強く感染を避け続けていましたが、やはり移動の自粛の緩和と共に、少しずつ広がってきました。そこに新種の豚インフルエンザのニュース、飛びバッタの被害、香港の友人からの絶望のメールが届き‥‥今回の大雨。ふと、自分が疲れを感じていることに気づきました。 勘違いしないでください。この「疲れた!」は事態をあきらめた発言ではありません。投げ出しての言葉ではなく、1月以来続いてきた精神的緊張感が、ボクのような医療従事者やケア職のみなさんに過重になっていることを再認識すべき時だとサインを出しているのです。 過剰なストレスはボクがかつてある本に書いたように、短期では1.5か月、3か月、6か月で表面化しやすく、年単位では1.5年、3年、5年、7年と続きます(自分の研究ではね)。そのことを知ったうえで、「そろそろ疲れを感じる」と自覚すべき時期かもしれません。 ずっと、あの時からがんばりすぎていませんか。