2017年4月から朝日新聞デジタル版・アピタルで

「認知症と生きるには」というコラムを執筆中です。

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院長ブログ(126回)コロナとケア: 正しい情報という光

新型コロナウイルスによる世界の混乱は、国々の出入国制限や人畜共通感染も話題となり、われわれが向き合わなければならないのは「恐怖」への対応となりました。 ボクは感染症の専門医ではありませんが、「情報を正しく持って、適切に対応することで当事者や家族・地域が安心できれば、病気と向きあうことができる」という心理教育プログラムを専門のひとつとして臨床を続けてきました。それは心理教育のメインストリームである統合失調症のみならず、うつ病、認知症や多くの病気に対して効果があるものです。しかし今回のように世界的な混乱が起きて、正しい情報がどこにあるのかわからない「未知」の感染症と出合うと、心理面で大混乱が起き、差別や偏見がはびこります。 ケアの現場で多くを占める認知症の当事者、家族、そしてその人々を支える介護職もマスク不足、アルコールの品薄などから不安になっています。「熱がある場合には自宅から出るな」と言いながら、その人のケアは介護職が責任を持って行うように求められ、ただでさえ人手が少ない現場は大混乱です。国も自治体も経験したことがない事態に苦悩しています。 そんな時だからこそ、認知症ケア専門士のみなさんは、自分の経験や知識を思い出してください。上級ケア専門士、専門士、准専門士は医療(総論)や福祉、介護、社会制度まで幅広い知識を獲得し、試験に合格した人です(たとえケア専門士になった後、単位が取れなくて更新することができず専門士の資格を失った人であっても、かつて専門士に合格したということは、認知症、感染や医療も学んだ人だということです)。このような事態でみなさんが受験に臨んで身に着けた医療やケアの