- 2020年12月31日
祈りと支え、コロナの年の最後に
医療に身を投じて38年、精神科医となって29年の年が暮れようとしています。今年ほど医療の無力を感じた年はありませんでした。未知のウイルスの驚異的な感染性、しかも若い人に感染した場合に比べると、高齢者に合併症や健康上の課題があると、症状は一気に悪化します。医療を実践してきた身...
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- 2020年12月17日
クリスマスに、試されるボクら
今年は激烈に暑かった京都、不安定な気温上昇・下降がくり返した秋の大阪、患者さんが例年よりずっとたくさん入院して、てんてこ舞いの10月、11月。そして12月なかばの寒波と豪雪で自律神経が乱れたここ数日と続きました。当事者のみなさん、介護家族のみなさん、ボクはちゃんとみなさんの...
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- 2020年12月9日
コロナ禍の年を締めくくる試み
昨日はジョンレノンが撃たれて亡くなってから40年の日でしたね。記念アルバムをさっそく買って(ダウンロードだけではなく、しっかりとCDを買いました)、イマジンを聞き、改めて「今年」を考えてみました。年が明けてしばらくしたころから「コロナ」のことだけで1年が過ぎたと感じているの...
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- 2020年11月12日
コロナ禍 先が見えないとき
ここ数か月はある程度落ち着いていた感染状況が、11月になって寒くなったとたんに急増してきました。がっかりしている人も多いはず。ボクも頭の中では寒くなって空気が乾燥するとインフルエンザと同じように新型コロナもはやりだすだろうと思っていました。ですが、今年2月から始まったこのパ...
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- 2020年10月12日
コロナ禍 人生設計し直し
これまでの2か月、ブログを更新しなかったので「何かあったのか」と心配してくださった方がおられました。「松本、引退したのか」、「ブログのネタがなくなったか」と思った人もおられるかも。 実は8月のお盆のころから12冊目の本を書いていました。...
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- 2020年8月16日
コロナ禍:専門職の新しい姿
これまで20年の間、ボクは認知症ケアの世界で生きてきました。介護保険が始まると知り、ケアマネジャーの第1回試験を受ける準備をし、医者の世界だけではなくケアという新しい世界と連帯してこそ、これからの認知症を支えることができると確信したからです。...
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- 2020年7月4日
コロナ禍 ケア職へ、ふたたび
ふたたびケア職のみなさんに。 今年はじめ、1月23日に武漢の都市閉鎖が始まりました。ボクらはそれから半年、恐怖と不安を生き抜き、日々を送ってきました。 無理をしていませんか。頑張り過ぎて体が悲鳴をあげ、こころが擦り切れてはいませんか。また首都圏や関西で感染者数が増えてきたこ...
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- 2020年6月1日
コロナ禍:6月の決意
いくつかのクラスターが街中に残り、東京には緊急事態宣言を再び発出しなければいけないかと思っている昨今ですが、6月2日、朝5時20分過ぎ、京都の河原町丸太町あたりを駅に向かっていると、店の前に張り出した紙が目に飛び込んできました。「6月で店を閉じました。これまでありがとうござ...
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- 2020年4月29日
コロナ禍の忌避 ケア職へのエール
3日前、午後の診療を終えて京都の自宅に戻ろうと駅に向かっていた時のことでした。先代から(内科医だった)母の患者さんとして来院されていた人の娘さんで、ボクもよく知っている人と出会ったとき、ちらっとボクを見たその人は90度方向を変えてボクと出合わないように行ってしまいました。...
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- 2020年4月21日
ブログ:コロナ下の感謝!
世界で広がるコロナ感染、今回のパニックは当初、軽く考えていた人類が恐怖にとらわれた結果、周囲の人がすべて感染源ではないかと疑い、人とのつながりを絶たなければならなくなったために起きているこころの恐慌です。 患者さんも「郊外から大阪の診療所に来るのが怖い」と電話対応になる人も...
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