- 2017年1月30日
日々のこと(5)生きにくさと向き合う
ボクには若いころ「自分が発した言葉で誤解を生んだらどうしよう」と迷いながら言葉を出したら、最も不適切な発言をしてしまい頭を抱えるようなことをくり返した思春期の一時期がありました。講演することが趣味のような今からは考えられないのですが、かつての自分とはずいぶん人生を重ねていく...
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- 2017年1月15日
日々のこと(4)祈ること
カトリックの家に生まれました。教会にも行きました。洗礼名も持っています。アンドレアと言います。あんどれあーいっしょうーまつもと、です。 全く海外とは関係ない日本人なのに変でしょ(笑) どの宗教が良いとか優れているとか、そのような宗教論を語るつもりはありません。宗教はその人が...
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- 2016年12月30日
日々のこと(3)デパ地下の出会い
毎年クリスマスの時期になると世間ではケーキやパーティーのことが、それが終わると一気に新しい年を迎える準備があわただしく始まります。しかしその分、日常生活をいつも通りに過ごそうとすると、これがまた難しくなってくる時期でもあります。...
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- 2016年12月15日
日々のこと(2)来てよかったですか?
毎月30人ほどの新患者さんが受診してこられます。母が内科、眼科をしていて、ほかにも整形外科や胃腸科、歯科、老人デイケアをしていた時代とは違って、ボクは認知症だけを診ることにしました。しかもその認知症の人の内科や整形など身体面はそれぞれの「かかりつけ医」の先生に診ていただき、...
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- 2016年12月13日
特別メッセージ 「ごめんね苫小牧」
平成4年に父が亡くなり開業医兼大学院生となったころ、世間にはまだそれほど多くの精神科医がいませんでしたので、開業2年目からさまざまな講演を依頼されてきました。その数がこの12月で2050回を超えたのですが、一昨日の日曜日にえらいことをしでかしてしまいました。...
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- 2016年11月30日
日々のこと(1)毎日聞く言葉
今朝も5時半に起きました。いつもそうです。診療所の上階にいるようになって、妻の朝食の準備が終われば、その後は診療室に下りて書類書きが待っているからです。紹介された患者さんの返事を医療機関に書き、介護保険の主治医意見書も毎日2~3枚、医療機関や介護施設への情報提供書も合わせる...
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- 2016年11月20日
自分の役割(10)介護するこころが追いつめられないように
自分が妻の母親の介護家族として過ごした27年、母の末期がんに付き合いながら、彼女の人生を全うすることに協力した3年半(その時にはすでに妻は体調を崩して介護者として協力できませんでした)、そして妻を介護する2年半、先日も妻の夕食の買い出しのために午後の診療を終えて商店街に買い...
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- 2016年11月10日
自分の役割(9)辛い時こそあなたを思う私でありたい
今日で60歳になりました。若い時には、還暦になった自分はもっと大人でしっかりとした考えのもとに人生を生きているはずだと思っていましたが、何と人の気持ちは変わることなくフラフラとしているのでしょうか。こう思うのはボクだけでしょうか。そう思うのはボクがまだ青春の迷いの中にいるか...
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- 2016年10月29日
自分の役割(8)21世紀老年
1964年の東京オリンピックの時は小学生でした。大阪の万博の時には中学2年生、自分が介護者として次のオリンピックの時には老年に近づくとは考えもしませんでした。 開業医になった年、行政からの依頼を受けて保健所(今は保健福祉センター)の嘱託医になり、たくさんの人を地域担当の保健...
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- 2016年10月19日
自分の役割(7)あなたがいるだけで、この世界は意味を持つ
この言葉はボクの「座右の銘」です。ユダヤ人精神科医のフランクルが残した言葉で、人は皆、それぞれの存在だけでこんなにも価値があると、強制収容所における究極の絶望の中で見出した言葉でもあります。 不治の病に侵された人々や認知症という慢性で治ることが難しい病気の場合、それだけで絶...
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