出合ったひと(7)モーリス・カーシュ爺
タイトルが出合う人々から出会ったひとに代わりました。今、ここを生きる人びとを書いてきましたが、実はボクの人生に決定的な影響を与えた人の筆頭にいるのが、アメリカ人のモーリス・カーシュさんです。 カリフォルニア、パロ・アルトの郊外にある大邸宅で「アメリカに来る前にはどこにいたの...
2018年5月31日
出合う人々(6)違いを超えて
気が付くと2018年も半ば。え?、そんなに早く人生の時は過ぎるの?と、思ったボクは介護5年目の夏を迎えようとしています。確か2013年には海外で特別講演に呼ばれたよな、それから5年で妻の夕食の介護をする自分になっているなんて、思いもしないこと。でも、人生は「与えられた所で生...
2018年5月17日
出合う人々(5)静かに闘うひと
歯科医になった35年ほど前、自分の「能力のなさ」を呪った(笑)ことがありました。「歯が痛い」ってやってくる患者さんに対して、ボクの治療であっという間に痛みを止めて「先生、凄い腕ですね」って言われることを夢見たのですが、現実は全く異なるものでした。「ど、どこが痛いんですか、い...
2018年5月7日
出合う人々(4)君がいることの幸せ
小説の世界は虚構であると言われます。でも、誰かの頭の中で構成された「虚構」が、多くの人々の人生を見つめなおす機会を与えてくれて、人生の道筋を示してくれることも事実です。現実の世界を淡々と描いただけでは成し得ないほどの感動を私たちに与えてくれるのが、小説という世界なのでしょう...
2018年5月4日
出合う人々(3)認知症ケア専門士
ボクの臨床医としてのこころの拠り所である日本認知症ケア学会ができたのが2000年(平成12年)の事でした。当時、学会と言えば医師は医学会、看護師は看護学会というように、職種によって分かれる傾向がありましたが、この学会は広く「認知症ケア」というキーワードの元に、多職種がその垣...
2018年4月20日
出合う人々(2)人生が変わるとき
ある友人が体調を崩しました。ボクが2014年、妻の介護をしなければならなくなって、先の人生に絶望していた時に出会ったその人は、ボクを「必要だ」と言ってくれました。そのことでこの数年、自分が今置かれた場所で、これまでとは違った流れの中にいても、新たな役割を模索することができる...
2018年4月18日
出合う人々(1)他者のための存在
日々を認知症の人とその家族のみなさんと過ごしていると、ある種の「流れ」が見えてくることがあります。流れ、それもその人が「生きる」ことに対する流れです。認知症という 病気になったその人が、これまでの人生で他者との関係性において、どのように生きてきたかをしっかりと把握することは...
2018年4月15日
ボクのこだわり(10)天からの声が響く。
妻の介護をするようになって4年弱、これまでのボクなら講演や講義で「忙しく飛びまわっている」ことで、何らかの達成感を持っていたのですが、日々の介護が淡々と続いていくなかで、閉塞した空間の中にも、新たに見えてくる世界があることに気づきました。...
2018年3月31日
ボクのこだわり(9)セカンドオピニオン
先日の事です。もう何年も首の後ろの不快感を訴え、大病院や大学病院での精密検査をくり返してきた軽度認知症の女性と、その夫が来院されました。ご主人が言いにくそうに「先生、もうし訳ないけれど、妻の知人が○○の脳外科に行ったらどうかと教えてくれたので、そちらにかかっても良いですか?...
2018年3月29日
ボクのこだわり(8)48年前の父の時計と万博
48年前、父がボクをスイスに連れて行ってくれた時に買った時計(遺品です)をつけています。古い時計なので何度もメンテナンスをくり返し、時計屋さんに持っていっても「きれいに使っていますね、48年前のものとは思えない~」と言ってもらえます。...
2018年3月23日

