ブログ:コロナ下の感謝!
世界で広がるコロナ感染、今回のパニックは当初、軽く考えていた人類が恐怖にとらわれた結果、周囲の人がすべて感染源ではないかと疑い、人とのつながりを絶たなければならなくなったために起きているこころの恐慌です。
患者さんも「郊外から大阪の診療所に来るのが怖い」と電話対応になる人も増えました。
怖いのはあたりまえ。
あなたは「心配し過ぎ」なのではありません。
見えない相手が、健康そうに見える人と共にウイルスを運ぶのですから、怖くて当然です。
外出を80%避けるとしても、ボクにはどうしてもしなければならないことがあります。診療所への通勤、妻の食事の買い出し。家事を担当する人は皆同じですよね。
できるだけ時間を短くして人と会わないように‥‥。
最前線で感染症と向き合っている先生、看護職の皆さん、コメディカルの努力や献身には頭が下がります。忘れてならないのは介護や福祉に携わっている人々です。感染の恐怖に向き合いながら、それでも人を支えているホームヘルパー、介護福祉士、訪問介護や行政のみなさん。
そしてボクらの生活を支えてくれている朝の駅員さん、デパートやスーパーの従業員のみなさんに。
今日も京都のデパ地下のお総菜売り場の人が、「私らも感染が怖いけど、みんなの生活を支えているから」って。ありがとう、本当にありがとう。
介護しているボクらのような立場の者、ひとりで不安と向き合いながら、日々の食事を買い出す人々にとって、あなたの存在は何よりも大きな力です。出会いの短い時間にも、微笑みが得られますように。
ソーシャルディスタンスをとるために、人との距離を開けていても、それは人とこころの距離をとることではありません。ウイルスを散らさないようにしながら…‥、離れながらも、ボクらのこころは互いに近づいていきますように。
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